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ハコスカ エンジン載せ替えプロジェクト♪      (エンジン降ろす編)

エンジン載せ替えプロジェクト♪(エンジン降ろす編)

今回の記事は、ハコスカからエンジンを降ろすまでの作業をまとめたものです。

 

実は……理由わけあってエンジンを載せ替えることに!

名付けて…

「ハコスカ エンジン乗せ換えプロジェクト♪」 

エンジンを降ろす工程(この記事)から、NEWエンジン製作NEWエンジン搭載までを3つの工程でまとめてみました。

 

  • STEP1  エンジン降ろす編
  • STEP2  NEWエンジン製作編
  • STEP3  エンジン搭載編

 


その第一弾として、ハコスカからエンジンを降ろすまでの「STEP1 エンジン降ろす編」をお届けしようと思います。

エンジンを乗せ換えようと思った理由とは?

オレのハコスカ。

車検も無事に取れ、海や山へドライブ三昧~

12年ぶりのソレックスキャブの吸気音♪

トラストデュアルマフラーの奏でる音♪

まさに、至福のひととき♪


天気の良い休日に、旧車仲間とドライブをしてた時、ふと先輩が、

 

先輩

おまえのハコスカ、白煙が出ようるぞ!!!

別の先輩も、

先輩

そうそう、おまえの後ろ走ってて窓開けてたら臭くて酔うわ…💦💦💦
マジっすか、先輩…

hako-star

気になりだしたら、すごく気になるタイプのオレ…

それから、ハコスカで走るたびにバックミラーで白煙が出てないか確認するが…やっぱり出てる💦

走り終わってからオイル量も確認するが、やっぱり減ってる💦

hako-star

そりゃあ、20年以上もたてばエンジンも年取るわな…

その後、バックミラーで白煙が見えるたび、ため息をつきながら、オイルをたびたび足して走っていました。


何日かたったある日、ハコスカ乗りの先輩から連絡が。

「程度の良いフェアレディZのエンジンがあるで~おまえいるか?」
「そんな白煙を吐くような車とは誰も一緒に走らんぞ(笑)」 

hako-star

マジっすか!!!是非とも譲って下さい♪

そのフェアレディZは、ついこの前まで一緒にツーリングに行っていたので、そのエンジンの程度はバツグンです♪


白煙をバラまいて走ったことから、トントン拍子にフェアレディZのエンジンが手に入ることに。

こうして、機械オンチの素人が人生2度目のハコスカエンジン乗せ換えを行う運びとなりました(笑)


実は、15年ほど前にもエンジンを乗せ換えたことがあります。

その時は先輩達に手伝っていただきましたが、今回は1人で載せ替えてみる予定!!!

ハコスカ エンジン載せ替えプロジェクト♪(エンジン降ろす編)

大まかな作業の流れは次の通り。

  1. ハコスカをジャッキアップし、ジャッキスタンドを設置
  2. ボンネットを外す
  3. エンジン周辺部品の写真撮り
  4. 各パーツの取り外し
  5. エンジンクレーン設置
  6. エンジンとミッションの切り離し
  7. エンジンつり上げ
  8. エンジン台へ固定

全8工程で作業していきます。

1. ハコスカをジャッキアップし、ジャッキスタンドを設置

まず、ハコスカのフロント側をジャッキアップし、左右2カ所へジャッキスタンド(高さが一番低いところ)をかけます。

続いて、リア側をジャッキアップし、ジャッキスタンド(高さが一番低いところ)をかけます。

再びフロント側をジャッキアップし、先ほどのジャッキスタンドの高さを一番低いところから一番高いところへをかけ直します。

続いて、再びリア側をジャッキアップし、フロントと同じようにジャッキスタンド(一番高いところ)をかけ直します。

2段階に分ける理由


最初からジャッキスタンドの一番高い部分へかけると、かけたフロントとかけていないリアとの高低差がありすぎることに…。

 

リアをジャッキアップする際の車体の傾きが大きく、動かないか少し怖いので、手間はかかりますが素人の私はこのように2段階でジャッキスタンドをするようにしています。

 

 

今回はエンジン降ろしミッションマフラーも交換するので、車体の下の作業スペースを少しでも確保するためにも、ジャッキスタンドの一番高いところでかけています。

hako-star

さあ、今、載ってるエンジンをおろすよー

「ぁぁぁああああああああ💦💦💦」

hako-star

タイヤを外してないがん💦

はい、残念…(笑)

タイヤを外すのを忘れていたため、もう一度元に戻し、フロントタイヤ・リアタイヤを外します。

(インパクトがあれば、フロントタイヤのナットは外せますが…リアはサイドブレーキを引いていればナットを外せますね~)

2. ボンネットを外す

ハコスカのボンネットは前開き♪

この前開き、オレはすごく気に入ってます♪

エンジンルームの解放感が半端なくて、映えます!! (余談ですが…) 

ボンネットがあっては作業ができないので外します。

幸い、私のボンネットはFRP製なので、1人で楽々持つことが出来るんですよ~

ボンネットのヒンジのボルトを外し、ボンネットはキズ等がつかないように毛布に包み、倉庫の端っこへ。

ボンネットを外すと、スッキリとして前側からの作業も楽チンです。

 

3. エンジン周辺部品の写真撮り

各パーツを外す前に、「今のパーツの現状を写真に撮る」をしておきます。

これは結構重要な作業✨

素人の私が一人で作業するので、「外したはいいけど、つけ方がわからない」ということが防ぐためです。


最近、物忘れが多いもので…💦(笑)

特に配線の状態を詳細に撮っておくようにしています。

 

 

 

4. 各パーツの取り外し

次に、エンジンオイル、ラジエターのクーラントを抜き、各ヒーターホースも外します。

ソレックスキャブレター、タコ足、クーラーコンプレッサー、ラジエターを外します。

 

5. エンジンクレーン設置

エンジンとつながっている各配線・ホースを切り離したのを再度確認し、いよいよエンジンクレーンの登場です。

このエンジンクレーンは、ハコスカ乗りの優しい先輩から貸していただいたもの。

かなりの重量ですが、L6エンジンも楽々つり上げる頼もしいヤツです。

 

クレーンをエンジン前側よりセットし、エンジンクレーンの先端がエンジンの真上にくるようにします。

エンジン本体の前側・後側にそれぞれつり上げフックをボルトで固定し、チェーンをかけます。

エンジンクレーンを上げるレバーを引き、少しだけエンジンを上げたところでストップ

ここで最後に、エンジンマウントの取付ボルト(左右2本づつ)を外します。


エンジンを少し上げなくても、マウントのボルトが外れる時もありますが、今回、最後のボルトを外す時すんなりとは外れなかったので、更にエンジンを上げたり下げたりしながら、やっとボルトが外れました。

 

さあ、いよいよ、エンジン摘出の時です。

エンジンクレーンのレバーを引き、エンジンを少しづつ上げていきます。

エンジンが上がっていくと同時に、クレーンのレバーがかなり重くなってきました💦

すると…

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わぁ💦ミッションも一緒に持ち上っとるがん💦

はい、エンジンとミッションとのボルトを外すのを忘れてました…💦(笑)

エンジンとミッションの固定ボルト4本、ミッションプレートのボルト2本を外すのを忘れていました。

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いやー危ない危ない

少しづつ上げていたので、大事には至らなかったですが、危うくミッションがボディに干渉するところでした💦

6. エンジンとミッションの切り離し

このエンジンとミッションのボルト… 取り外しには気をつけないといけません!!

私のエンジンは15年程前、自分でこのボルトの取外・取付しているので、比較的簡単にボルトが緩んでくれます。

ですが、長年エンジンとミッションを外してないものは要注意!

このボルトがカッチコチに固着し、またメガネレンチ等を動かすスペースが狭いため、ボルトの頭をナメてしまう可能性が大なのです。

私もここのボルト外しはいつも慎重にメガネレンチをしっかりとセット。

ボルトをナメないように作業しますが、ハコスカの下に潜っての作業なので、やはり作業はやりにくいです。

さらに今回は、エンジンを降ろす1週間ほど前に下準備✨

このボルトとエンジンマウントボルトに、ルーセン(潤滑油)を吹いておきました。(これが案外、いい仕事するんです(笑))

なんとか、ボルト4本+ 2本を外し、やっとエンジンを摘出していきます~

少しエンジンを上げ、揺すりながら再びエンジンを下げ、を繰り返し、ミッションのシャフトがエンジンから抜けるようにイメージしながら行います。

さらに、エンジン前方を少し上がるように、エンジンクレーンを動かし角度をつけて調整。

なおかつ大きなマイナスドライバーでエンジンとミッションの少しの隙間に入れ、

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なんとかミッションが外れてくれ

と半ば強引に、念じながら切り離すと。。。

「パコっ!!」

っと音が聞こえたかと思うほど、見事にエンジンとミッションを切り離すことができました。

hako-star

よし外れたっ!!

7. エンジンつり上げ

あとは、エンジンを上げるのみです。

この時点で98%摘出できているので、エンジンを上げるのもルンルン気分です♪

全てのパーツ・補器類が外れているのを確認し、エンジンを一気に吊り上げる!

吊り上がるエンジンを下から見上げながら、今まで頑張って動いてくれて、いろんなところに連れて行ってくれたエンジンとの思い出が蘇る…

ふと、「ありがとう♪」と口に出た。

8. エンジン台へ固定

エンジンを一番上にまで上げ、そのままの状態でクレーンを後ろにゆっくりと動かす。

ハコスカより離れたところまで動かして、用意しておいたエンジン台へ置きました。

約12年間動いてくれたエンジンが再び地上へ…。

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摘出完了♪

 

エンジンを摘出した後のエンジンルームです。

ミッションはエンジンと固定されていたので、外した後そのままではブラブラしてしまいます。

エンジンと固定されていたぐらいの高さでジャッキ等で受けてあげれば安心。

hako-star

それにしてもミッション内部が汚れて黒すぎるじゃろ(笑)

「エンジン降ろす編」まとめ

作業に使用したもの

  • ジャッキスタンド
  • エンジンクレーン
  • つり上げチェーン
  • エンジン台

 

作業してわかったこと

  • シャコタンにジャッキスタンドをかけるのは2段階で安全にかける。
  • 車体をジャッキアップする前にホイールナットを緩めておく。
  • ボンネットは重いので、外す時は2人で安全に行う。
     (私のハコスカボンネットは幸いFRPでした)
  • 各パーツを外す前に、現状を写真に撮る。
     (素人ゆえ、後で取り付ける時に困らないため)
  • エンジンクレーンでつり上げる前に、必ずエンジンとミッションを切り離すこと。
  • エンジンとミッションを切り離す時は、エンジンクレーンでつり上げたり、降ろしたりを繰り返す。
  • エンジンをつり上げ、降ろした時の達成感… 半端ない♪(笑)

hako-star

次回、「ハコスカ エンジン乗せ換えプロジェクト♪」

     STEP2  NEWエンジン制作編へと続きます。

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