ハコスカの12年ぶりの車検に向けて、自分で整備できることは自分でやってみる!
まずは、「ガソリンタンク洗浄」から。
もくじ
ガソリンタンクを洗浄した全記録
12年間、エンジンもかけず放置してしまったハコスカ…。
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そう思っても、後悔あとを絶たず…。
普通、車を長期保管する時はタンク内がサビてはいけないので、ガソリンを満タンにしておくもの。
ところが、何も考えずにガソリンは概ね半分くらい。
しかも、冬の寒い時にエンジンをかけようとして、エンジンかからず…。
キャブがカブったままで放置で、早や12年(笑)
自分を責めずにはいられません💧
落ち込んでいてもはじまらないので、気を取り直して。
絶対にガソリンタンクがサビていると確信し、まずはガソリンタンク外しにとりかかります。
ガソリンタンクを外す
ガソリンタンクを取り外すのは初めての作業。
まずは作業する前に今のガソリンタンクの配管・配線等の状態を写真に撮っておきます。
素人ゆえ、外したのはいいけど後で取り付ける時にどうだったか忘れてることが多々(笑)
次にホース等を外していきますが…
ガソリンタンク上のホースが、カッチコチで固く、外れません。
何度ひねっても硬くて、これ以上無理やりすると配管が折れそうに…。
しばらく途方にくれていると、
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…と言うことで、取付部より少しひかえて、ホースをカッターナイフで切ってみました。
が、しかし、カッターナイフの刃も歯が立ちません…
工具箱の中を覗くと…ニッパーが(ニヤリ)
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ホースを引きちぎるようにブッタ切れました。
次はガソリンタンクホース(ガソリン給油口からタンクまでのホース)。
はい、さっきのホースと同様、いや、さっきより硬いホース…
まるでプラスチック並みのカッチコチ(涙)
これには、あ然…ゴムってこんなになるんじゃね・・・
同じようにニッパで切り刻んでいくけど、給油口から出てるホースが固着して、どーにもこーにも外れません…
ここはニッパで試みたけど、ボディを傷つけそうで…
ここは、お助けマンのルーセン登場!
なんとか、ホースが回り、取り外せました。
「あ、じゃけど、ホースを切り刻んだけん、新品買わんといけんが…」
そうじゃ、以前、日産部品供給廃止が決まって、大阪のラバーソウルで車1台分のゴムを購入した時、ガソリンタンクホースも買ったはず!
ゴム類は、湿気が安定している実家の蔵で保管していたので、早速、実家に帰って、蔵からガソリンタンクホースを引っ張り出し、タンクにつけてみた!
…が、全然長さがあわんが…💦いったい何がどーなっとんじゃ…
後日、その当時、ラバーソウルよりハコスカゴム類一式を一緒に購入したハコスカの先輩に聞いてみた
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そのホース、ハコスカにつけようとして長さが違ってつかんのです…
先輩いわく、
「あ、言うの忘れとったけど、あの時買ったホースは、ハコスカGT-Rのじゃったわ!ワシもホースを変えた時、合わんけえハコスカGT用を買いなおしたで-」
まじっすか!はよー言ってや、パイセン(涙)
早速、ネットで調べたり、ヤフオク見るけど、純正はもはや…ナシ
社外品でも2万以上…
やっぱり、困った時のパーツアシストかなぁと思ってたところ…
ガレージに別のハコスカ乗りの先輩登場!
ガソリンタンクホースのことを話ししてると
「あ、ワシ、残念ながら予備を2つ持っとるで!しかも、純正…残念ながら」
(イケズな先輩はいつもこんな感じじゃけど、実は優しいという♪)
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譲ってください!先輩大好きって♪
社外品でも2万円以上なので、込み込み2万円で譲っていただきました。
(でもよー考えたら、ゴムのホースごときに2万円って…恐ろしい時代じゃ)
話が大幅にホースにそれましたが…
次に配線。
配線はガソリンタンク上部の燃料ゲージ(フューエルゲージ)の配線2本。
この燃料ゲージの下にフロートが付いていて、運転席の燃料計で燃料がわかる仕組みです。
ホース類も外し、やっとこさガソリンタンクを動かそうとすると…タンク重っ💦
予想以上のガソリンタンクの重さに、腰を痛めそうでした。
半分くらいのガソリンだったのに、重くて持ち上がりません…(涙)
あー早く気づけば良かった(早く気づいても同じじゃが)。
一人じゃ持てんけえ、誰か呼ぼうかなぁと思いながら、ふとタンクの裏を覗くと…
あ、あるある、ドレンがあるが!ドレンを外し、そこから古いガソリンを抜けそう。
ドレンを緩めれるように、タンクを横に少し動かし、ドレンを緩めてみる。
だいたいこういう大事なとこのドレンをなめてしまうのが、そう素人のオレ…
慎重に力を加えると…意外とすんなり緩んでくれた。
ドレンの下のあたりのスペアタイヤのスペースに大き目のタル(200円均)を受けて、ドレンを外してみると…
ジョボジョボーっと、出るわ出るわ茶色の何とも言えない匂いのガソリンが。
マスクを持ってなくて、臭すぎるのでその場を離れ別の作業をしていると、出る音がだんだんと変わってきて。ふと、見ると…
あー、タルからガソリンが溢れ出とるがー💦💦💦
もう、こうなったらパニック💧
あたふたすれど何をどうしたらいいのか…
とりあえず、ガレージに同じようなビス等を入れてるタルがあったので、ビスをブチ撒け、一目散にトランクルームへ。
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ガソリンが溢れ出るタルを、ジャバジャバこぼしながら新しいタルに替えました。
あたりはガソリンまみれ…
ひたすらウエスorタオルを投げ込み、12年間熟成したガソリン臭に酔いながら拭いていきました(笑)
後から思いましたが、オレ、タバコやめてて良かったなと。
ガソリンまみれの時、何気にタバコを吸ってたと思うと、ゾッと怖くなりますね。
こうして、よーやく、初めてガソリンタンクをハコスカから摘出。
摘出したガソリンタンクの内部をライトを当てて覗くと…
サビサビではなく、思ってたより状態は良さそうでした。
ガソリンタンク洗浄
ガソリンタンクの洗浄は、水道水を使わないといけないので、自宅に持ち帰り、庭での作業。
まずは… チャーミーマジカ(笑)
チャーミーマジカ(中性洗剤)を入れ、ひたすらシェイク♪シェイク♪
ネットでガソリンタンク洗浄を調べていたら、よく、ボルト・ナット、小石等を入れてサビを取りながらシェイクするって書いてありましたが、思ってたよりタンク内がサビサビではありませんでした。
ボルト・ナットを入れてあえてキズをつけるのもどーかと思ったので、
マジカ♪シェイク♪ホース突っ込み♪
マジカ♪シェイク♪ホース突っ込み♪
で洗浄しました。
シェイク時は、タンクを持ち上げ左右に振るので、くれぐれも腰を痛めないよ-に注意して下さいね~
ちまたで噂の「花さかG」編
洗浄が終わり、少しタンク内を乾燥させ、次はいよいよ今回のメインイベント!
「花さかG」を使ってのサビ取りです♪ドキドキ・ワクワク
花さかGは、余裕をもって2本購入しました(Amazonにて)
まず、花さかGやお湯をタンク内に入れるため、液がこぼれないように、ガソリンタンク横の給油口からのホース取付部にフタをします(大きさ約43mm)
フタと言えば、キャップをイメージですが、どうやって液をこぼれなくするか…
いろいろと考えましたが、液が漏れなくするっていったら、やっぱサランラップですね♪
取付部の管にサランラップを何重にも巻き、ステンバンドで固定。
固定する時、キズがつかないようにゴムを巻いてバンドを締めました。
(画像参照)
どーかもれませんよーに…
後は、ガソリンタンク上のガソリンが出ていく管と、戻ってくる管にそれぞれフタをします。
ここもいろんなキャップを試したけど…
管に合う大きさの安いホースを買ってきて、それを折り返し、バンドで固定しました。
どーかもれませんよーに…
次はいよいよ「花さかG」の投入です♪
投入前に、大量のお湯(ガソリンタンクを満タンにするので55Lぐらい)を準備します。
花さかGの説明書に、水よりもお湯(40~50℃) が効果的と書いてあったので、実家のボイラー炊きから、熱々の熱湯をポリタンクに入れ、冷めないように速攻で実家から40分かかるガレージに持って帰りました。
大きめのじょうご(100円均)から、ガソリンタンクへ花さかGを1本投入後、すぐに熱湯を入れ、満杯にします。
満をじして、実家から熱々の熱湯を持ってきたので、入れる際、飛び散って足が…アツィ
ほぼほぼ満杯にして、燃料フロートのキャップを締めて完了。
少しでも満杯にし、タンク上部も液に浸しサビがとれるようにしました。
…が、満杯にして、タンクを少し傾けると、先ほど締めた燃料フロートのキャップ付近からジワリジワリと液が漏れてきます…
いろいろ試すが、どーやっても漏れる…なんでじゃろ??
漏れると、タンク上部が液に浸されないので、サビが取れない…
悩みに悩んだけど、ガソリンタンクを左右に傾け、なおかつ、燃料フロートキャップのところに液がいかないような角度でやめときました。
(キャップ付近から漏れたのは、キャップについてるパッキンが古くなってたようです)
右側に傾けてから1週間~
左側に傾けてから1週間~
さらに右側に傾けて1週間~
さらに左側に傾けて1週間~
合計4週間も花さかGに浸してしまいました(笑)
(花さかGの説明では1週間ぐらいと記されていますが(笑))
2週間ぐらい浸したところで、サビチェック!
燃料フロートのところのサビを見ると、ぉおーサビが取れ取るがん(期待大♪)
さあ、4週間たったところで、花さかGの抜き取りです!
ガソリンタンクの液を抜き取るため、100円均で「水槽用のクリーナーポンプ」と、抜き取った液をこす「水切フィルター」を買ってました。
ガソリンタンク内の液を、クリーナーポンプでひたすら抜き、フィルターでサビをこしながら、別の容器に液を移していきました。
液をフィルターでこすのは、使用した花さかGを後で、別のパーツのサビ取り液として使うためです!
ひたすら抜き、タンクを持ち上げれるようになれば、立てて液を抜きました」
花さかGを抜いてから、5日間ほどタンク内部を乾かし、最後にもうひと手間。
残しておいた、花さかGの原液を、そのままタンクの中へ入れ、内部を花さかGでコーティング♪
ひたすら、内部がコーテイングされるイメージでタンクをシェイク♪シェイク♪
最後に液を抜き取り、再び乾燥させて完成です♪
初めて、ガソリンタンク外し ⇒ 洗浄 ⇒ サビ取り ⇒ コーテイング
で、途中、ハプニングもありましたが、タンク内のサビも綺麗に取れて満足いっぱいの作業だったと思います♪
今思えば…
せっかくガソリンタンクを外したので、タンク全体を塗装したら良かったかなと思いました(笑)
ガソリンタンク洗浄作業 まとめ
作業に使用したもの
- 花さかG(1000ml) 2本
- タル(200円均) 2個
- クリーナーポンプ(100円均) 1個
- 水切フィルター100円均) 1個
- 大きいじょうご(100円均) 1個
作業してわかったこと
- ガソリンタンクにガソリンが入っていると…意外と重い
- ガソリンタンクを外すと、ゴムホースの新品が必要
- 燃料ゲージキャップのパッキンゴムの新品が必要
- 作業中は、タバコなど火気厳禁
- 花さかGさん、サイコ-♪